ガパオ日記

ふとした疑問を、童心に帰って全力で考えるブログです

「絵画」って何が目的で書いているの?

私は特別絵画に関心があるわけではないですが、たまに絵画展に行ったりします。そこで沢山の絵画を見て思うのです。「きれいだな〜」「かっこいいな〜」「すごいな〜」(語彙力、、、)。それと同時にふと思いました。「なんでこの絵を書いたんだろう」「何か目的があってこの絵を書いたんだろうか」。

 

もちろん「綺麗だったから」この絵を書いたというのもあると思います。絵画は写真と似たようなものだと仮定すれば、「美味しそう!」「インスタ映え!」といって写真を取るような感覚で絵を書いている人もいたでしょう。

 

でもそれでは、何百年も残っていて称賛されている、評価されている理由を考えるのには乏しいと思います。そこには人々を魅了する何かがあるから現在でも評価されているのではないでしょうか。

 

 

ここから私の勝手な考えが始まります。

 

絵を描くことには何かしらの目的があったのだと思います。もともとのきっかけは絵を描くのが楽しいからかもしれませんが、最終的には作者の目的を達成するための一つの手段として絵を描いたのでしょう。

 

作者には人々に伝えたい事があって、それを伝える媒体として絵があったのでしょう。その内容は作品や作者によって異なるでしょう。音楽だってそうです。作者にはそれを作る意図があって、受容者がそれを感じ取る、あるいは別の解釈をすることで面白さを感じ、作品の価値を感じるのです。

 

普段人間が人間同士でコミュニケーションをとる時、何かを伝える時、言葉を使います。しかし、言葉だけで説明するとなると、誤解を生んだり本当に伝えたいことが伝えられなかったりした経験は誰にでもあると思います。言葉は一次元の表現です。だからこそ情報が欠落しがちで、伝えたいことを100%相手に伝えるのが難しいのです。

 

そう考えると絵画というものは、二次元の表現だと言えます。言葉では上手く表現できないことを表現する、あるいは言葉による表現における情報の欠落を防ぐために、絵画を描くのではないでしょうか。ちなみに映画は二次元+時間軸なので三次元ですね。

 

 

今日の考察

「作者は絵画という二次元表現を用いて、ある伝えたい考えや事象を伝えている。

書物は一次元情報媒体。

絵画は二次元情報媒体。

映画は三次元情報媒体。」

 

 

この人の考え方も面白いです。

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